■カフェ・ド・ラ・レジャンス
チェス好きが集まる。主な客はヴォルテール、ルソー、グリム、リシュリュー、ロベスピエールなど。
■カフェ・ド・ヴァロワ
ラ・レジャンスと同じく、チェス好きが集まる。
■カフェ・ド・シャルトル
ドイツやイギリス人のための新聞が置いてある。シャルトル公との繋がりはたぶんない気がするけど、どうだろうか。
■カフェ・ド・フォワ
アイスが有名。客層は官吏、商人、軍人、学者などで、おそらく政治的な議論がよくなされていたと思われる。「市民よ、武器を取れ!」とデムーランが演説したのは、このカフェの前です。
■ミル・コロンヌ
大きな鏡に映える列柱が売り。
■カフェ・イタリアン
アラビア風衣装の娘たちによる接客が売り。大衆向けのカフェ、という印象。
■カフェ・メカニック
その名の通り、メカが給仕をしてくれる。各座席に窓口みたいなのがついていて、そこから注文したメニューが運ばれてくるという仕組み。
■カフェ・デ・ザヴーグル
カフェ・イタリアンの地下にある、パリの観光名所のひとつ。盲人のオーケストラがいる。店内は乱交状態で、オーケストラが盲人なのはそのため。カフェ・デザアヴグレ、という表記も別の本で見かけた。
他にもあった気がするので、思い出したら追加します。
わたしのメモ帳にはリキュールやレモネードは一杯あたり6スー、と書いてあるけど、これは通常の値段だったかもしれない。パレ=ロワイヤルは家賃が高いので、カフェから花まですべてが通常の3~4倍の値段になるよ。